【Q:水虫などがうつる心配はあるの?】
【A:適切な使用をして頂ければ,全く心配はございません】
水虫は白癬菌が各層内で繁殖した状態と定義されます。また,白癬菌は水虫罹患者から高確率に散布されており,靴を脱いで歩く場所であるならばどんなところでも白癬菌が足底に付着します。
皮膚に付着した白癬菌は,24時間程度かけて各層内に侵入(開創部で0.5日程度)し,菌株を形成します。この菌株から各層内で白癬菌が繁殖し,水虫に罹患します。
水虫の予防方法としては以下の2点が提唱されています。
1)白癬菌罹患者に適切な治療を行い,白癬菌の散布を止める
→ 抗真菌剤を塗布する
2)一日に一回,指間部を含め足を洗う
→ 足底等に付着した白癬菌を菌株形成までに拭きとる
入浴では浴槽内水に白癬菌が浮遊していたとしても,出浴時に皮膚表面を白癬菌が滑り落ち,白癬菌が浸水部位皮膚表面に付着するリスクはありません。
しかし,出浴後の足拭きマットや共用する拭きとり用のタオルに白癬菌が付着していることは十分に考えられます。
そのため,特に下肢浴系オンパーをご使用の場合には以下の2点をご提案しております。
1)白癬菌罹患者には近隣の皮膚科クリニックをご紹介し治療を促して頂く
→ 根本要因を排除する
2)拭きとり用のタオルにペーパータオルをご利用頂く
→ 付着しているかもしれない白癬菌はディスポタオルできれいにふき取る
以上の対策をして頂ければ,水虫等の心配はなくなります。
尚,前述の内容は下記論文(pdfファイル)をevidenceとしております。
皮膚糸状菌の侵入機序
白癬の感染予防